スリアンとは

À propos de “sourian”

みんなが笑顔になる
とっておきの焼き菓子を
作っています。

「souriant」はフランス語で「笑顔」の意味。手にとった人、食べた人が、みんな笑顔になるお菓子をお届けしたいという願いから名付けました。

お菓子は食事と違って必ず食べなくてはいけないものではありません。だからこそ、安心出来て美味しくて…自然と笑顔になれるものを!スリアンのお菓子は、基本的に国産の小麦粉と、よつ葉のバターを使用しています。出来るだけ添加物を使わず、ひとつひとつ丁寧に手作りしています。

いちじくへの想い。

母は無類のいちじく好き。
小学生の頃、学校から帰って来ると、台所の三角コーナーには無花果の皮。買ってきたいちじくは母のお腹の中。いちじくは大人の食べ物なんだなと思っていた子供のころの私は、大人になってからその美味しさに出会ったのです。
母が59歳の誕生日を迎えた頃、たった4ヶ月の闘病の後旅立ちました。病気がわかる前の月、美味しいいちじくを私が買ってきたのに、一つしか食べなかったのです。たいして喜ばない母に不満だった私。病気のせいで味覚が変わっていたのだとは、その時には気付いてあげられませんでした。
私がいちじくを好きな理由、それはもちろん美味しいから!に他ありませんが、何より母との無花果の思い出が私の中にあるから…。私がいちじくのお菓子を作る時、そこには母へのごめんねの気持ちとありがとうの気持ちがあるのかも知れません。

プロフィール

むらかみ ゆみ

Yumi Murakami

ケーキ教室の講師課程修了後、地元公民館でケーキ講座を15年開催。ケーキ講座を続ける中で、製菓衛生士の国家資格を取得しました。
教室を運営しながら、時に周りの方々に試食をお願いしたり、おすそ分けしたりする中で、私の作るお菓子を喜んでいただきました。お世辞半分ではあったとは思いますが、いつかは自分のお菓子を販売するという夢が心の片隅に出来た瞬間です。

その後、約2年間、焼き菓子専門店にて製造・販売に携わりました。焼き菓子店での勤務は私にとって大変ではありましたが、直接お客様に美味しいね!と言っていただけた事が、小さな夢から開業したいという大きな動機に繋がりました。そして、2016年に販売許可を申請し、2017年から焼き菓子souriantを開業しました。

思い起せば、料理好きの母のもと、私自身も子供の頃から台所にいる時間が長かったように思います。子供におやつを作るようになり、本格的に基礎から習いたい思いが強くなりました。
膨らまないシュークリームが悔しくて何日も続けてシュークリームを焼いたことも…。
食べることも大好きな食いしん坊ですが、作っている時がそれにも勝って大好きです。
そして美味しい!と喜んでいただける笑顔に出会ったときが、最高に幸せだと感じます。

家族は夫と娘が二人。ケーキ作り以外に続けていることは小学校での本の読み聞かせボランティア。